2006年 03月 20日
PANCRASE 2006 BLOW TOUR 3/19 梅田ステラホール
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今日は佐藤の応援。そして何よりメインの前田の応援、だったのだが……。
第一試合 スーパーヘビー級 5分2R
小椋誠志 ○-× カリム・バイロン
不戦勝
ゲートの試合の後に休憩を挟み、本戦開始のアナウンスの直後、小椋の不戦勝が宣告される。バイロンが試合前の練習で左肩を脱臼したらしい。アナウンスで会場中がどよめく。初っ端からこれかよ。主催者も観客に肩透しを喰らわせるのが上手い。
第二試合 パンクラスアテナ -56kg契約 3分3R
伊藤あすか ○-× YUKAЯI
3R 2分45秒 腕ひしぎ十字固め
第二試合と言いつつ、実質的には第一試合。YUKAЯIはスタンドでの打撃で勝負しようとするが、伊藤はそれに付き合わず、テイクダウンを奪ってグラウンドに引きずり込み、試合を最初から最後まで支配する。伊藤はサイドや上四方の状態などの有利なポジションを取りながらアームロックやスリーパーを狙うが、YUKAЯIは何とか2Rまでは耐え凌ぐ。しかし3R、腕十字に捕らえられ、遂に一本負け。伊藤は全てのラウンドで開始早々にテイクダウンを奪い、YUKAЯIを完封した。
第三試合 ミドル級 5分2R
ザ・グレート浪花 △-△ 三原秀美
判定 1-0
試合開始前、リングアナウンサーに三原の名前がコールされた途端、凄い量の紙テープがリングに向けて乱れ飛ぶ。片付けの為に一旦進行がストップ。試合は1R、三原が組み付いてから引き込み、グラウンドへ。パウンドを打とうとする浪花だが、三原は抱え込んで距離を作らせない。浪花がようやく離れてパウンドを打った瞬間を見計らい、三原がスイープしてそのままバックへ回り込む。足をフックしてコントロール、背後からパウンドを浴びせる。そして終了間際に腕十字を仕掛けようとしたところでゴング。2R、三原がスタミナ切れを起こしたのか、動きが急激に悪くなる。三原は何度かグラウンドに引き込むが、その度にスタンドに戻り、打撃で浪花に押される。2Rは完全に浪花のラウンド。三原はスタミナ切れを起こす前は動きが良かったのだが、その後はヘロヘロの状態だった。カラータイマーでも装備しているかのような変貌ぶり。
第四試合 ライト級 5分2R
宮崎裕治 △-△ 吉村直記
判定 1-0
宮崎のコールにまたもや大量の紙テープ。1R、吉村のパンチに合わせて宮崎がカウンターでタックル、テイクダウン。宮崎は何度もパスガードを狙うがハーフガードから先に進まず、吉村にガードポジションまで戻される。吉村は最終的にはバタフライガードを取り、下からコントロール。コツコツとパウンドを当てる宮崎だが、特に決定打の無いままラウンド終了。2R、右のパンチを顔面にヒットさせながら宮崎が組み付く。そのままコーナーに押し込むが、吉村が体を入れ替えてスタンドの状態でバックへ回り込む。そのままテイクダウンからマウントへ。しかし宮崎は上下を入れ替えてインサイドガードへ、その後ブレイク。再開後、宮崎のタックルに吉村が膝を合わせるが、宮崎は勢いのまま組み付いてロープまで一気に押し込む。が、勢いが付き過ぎていたのか、そのまま両者ともロープの間から転落。吉村はすぐにリングに上がってきたが、宮崎がなかなか戻ってこない……と思っていたら、リングドクターの動きが妙にあわただしい。ドクターが総出で宮崎に群がっている。激しくドクターストップの予感がする。案の定、リングから転落した際に右肩脱臼とのアナウンスが。それまでの判定を集計した結果、ドロー。何だか肩の脱臼の多い日だ。
第五試合 ミドル級 5分2R
佐藤光留 ○-× 花澤大介13
2R 2分1秒 アンクルホールド
最近ヘビー級の試合ばかりだったので、何だか佐藤のミドル級での試合を見るのが新鮮な感じがする。対する花澤のコールで三度乱れ飛ぶ紙テープ。コブラ会は声援が凄いな。佐藤の応援に来ている自分は肩身が狭い。試合は1R、花澤がテイクダウンからトップを取るが、佐藤が隙を見てスタンドに戻ろうと立ち上がる。しかし花澤は逃さず再びテイクダウン。グラウンドでバックを取るが、佐藤が倒れる時に体勢を変え、上半身と下半身の位置が佐藤と花澤で逆になる。佐藤は顔の近くにある花澤の足を取り、アンクルを執拗に狙いに行くが、凌がれてしまう。花澤はその後、サイドから肩固めを狙うが不発、佐藤も下からオモプラッタで逆襲に出るが、戻した花澤がインサイドガードからパウンドを落としているところで終了。2Rも開始から1Rと同じような展開になり、佐藤が足関節を取りに行く。が、展開が同じだったのはここまで。佐藤がこのアンクルをきっちりと極め、一本勝ち。
セミファイナル ウェルター級 5分3R
北岡悟 ○-× 田中達憲
2R 53秒 フロントチョーク
1R、田中のタックルを北岡が切り、田中が引き込むような形で北岡がトップを取る。田中は足を上げて三角を狙う姿勢を見せ、そこに北岡はインサイドガードからパウンドを落として攻めようとするが、田中は下からパウンドを返し、また北岡の腕を取って思うように攻めさせない。しばらく腕の取り合いをしていたが、北岡の右手を取ろうとしていた田中が一瞬にして左手に狙いを変え腕十字へ。北岡はそれを防いで、スタンドへ戻る。その後、北岡が田中のタックルを切り上になるが、大きな動きは無くラウンド終了。2R、打撃戦から田中がタックル、またもや北岡を引き込む。ここで田中は北岡の下に潜ってスイープしようとするが、北岡はそのまま回転してスイープを許さず座りの体勢へ。ここで既に田中の首を捕らえていた北岡、そのまま絞め上げて一本勝ち。
メインイベント フェザー級 5分3R
DJ.taiki ○-× 前田吉朗
2R 35秒 TKO
打撃戦を仕掛けるDJに対し、前田はパンチを掻い潜って組み付き、足を掛けてテイクダウン。DJは前田の腕を巻いて防御、パウンドを打たせないようにするが、前田はDJを持ち上げてはマットに叩きつけて自分のコーナーへと運ぶ。そして距離を作りパウンド。ブレイク後、前田が不用意に出たところへDJの右がクリーンヒット。効いた様子の前田をDJが続けて打撃で押す。前田は打撃戦を嫌い組み付いてテイクダウンを奪うが、すぐにDJに返されトップを維持できない。そしてスタンドに戻った直後、またしてもDJのパンチが前田の顔面を捕らえ、前田がぐらつく。会場から悲鳴にも似た喚声が上がる。前田は苦し紛れにタックルに行くが、DJはそれを切る。そして脇を抱える形でバックに回り、前田の顔面に鉄槌を連打。一方的に前田が殴られ続けるという衝撃の光景。前田がKOされるか、と思いきやここでゴングに救われる形に。前田のダメージは回復していないだろうと思いながら、2R開始。完全に主導権を握ったDJ、前に出て圧力を掛けながらパンチを繰り出す。前田は下がりながらも応戦するが、DJは当て勘が良いのか、パンチが前田の顔面に何発も入る。DJの回転の早いフックの連打は、まさしくシュートボクセのスタイルだ。そして何発目かのクリーンヒットで、前田の腰がガクッと落ちる。ダウン寸前でギリギリ踏み止まったが、ここでレフリーが試合を止めた。前田はストップに不満をあらわにしてアピールしたが、あれだけ打撃をもらえばストップも仕方の無いところか。自分はレフリーの判断は間違っていないと思う。前田が負けたのは実に残念だ。せっかく前田を見に来たのだが…。しかしDJも素晴らしいファイトを見せてくれた。大沢に勝ったのはフロックでは無かったということだ。新たな強豪選手の出現は、格闘技ファンとしては素直に歓迎したい。
前にいた人で見えにくい時が少なからずありましたので、正確さに欠けるかもしれませんが、どうかご容赦下さい。
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第一試合 スーパーヘビー級 5分2R
小椋誠志 ○-× カリム・バイロン
不戦勝
ゲートの試合の後に休憩を挟み、本戦開始のアナウンスの直後、小椋の不戦勝が宣告される。バイロンが試合前の練習で左肩を脱臼したらしい。アナウンスで会場中がどよめく。初っ端からこれかよ。主催者も観客に肩透しを喰らわせるのが上手い。
第二試合 パンクラスアテナ -56kg契約 3分3R
伊藤あすか ○-× YUKAЯI
3R 2分45秒 腕ひしぎ十字固め
第二試合と言いつつ、実質的には第一試合。YUKAЯIはスタンドでの打撃で勝負しようとするが、伊藤はそれに付き合わず、テイクダウンを奪ってグラウンドに引きずり込み、試合を最初から最後まで支配する。伊藤はサイドや上四方の状態などの有利なポジションを取りながらアームロックやスリーパーを狙うが、YUKAЯIは何とか2Rまでは耐え凌ぐ。しかし3R、腕十字に捕らえられ、遂に一本負け。伊藤は全てのラウンドで開始早々にテイクダウンを奪い、YUKAЯIを完封した。
第三試合 ミドル級 5分2R
ザ・グレート浪花 △-△ 三原秀美
判定 1-0
試合開始前、リングアナウンサーに三原の名前がコールされた途端、凄い量の紙テープがリングに向けて乱れ飛ぶ。片付けの為に一旦進行がストップ。試合は1R、三原が組み付いてから引き込み、グラウンドへ。パウンドを打とうとする浪花だが、三原は抱え込んで距離を作らせない。浪花がようやく離れてパウンドを打った瞬間を見計らい、三原がスイープしてそのままバックへ回り込む。足をフックしてコントロール、背後からパウンドを浴びせる。そして終了間際に腕十字を仕掛けようとしたところでゴング。2R、三原がスタミナ切れを起こしたのか、動きが急激に悪くなる。三原は何度かグラウンドに引き込むが、その度にスタンドに戻り、打撃で浪花に押される。2Rは完全に浪花のラウンド。三原はスタミナ切れを起こす前は動きが良かったのだが、その後はヘロヘロの状態だった。カラータイマーでも装備しているかのような変貌ぶり。
第四試合 ライト級 5分2R
宮崎裕治 △-△ 吉村直記
判定 1-0
宮崎のコールにまたもや大量の紙テープ。1R、吉村のパンチに合わせて宮崎がカウンターでタックル、テイクダウン。宮崎は何度もパスガードを狙うがハーフガードから先に進まず、吉村にガードポジションまで戻される。吉村は最終的にはバタフライガードを取り、下からコントロール。コツコツとパウンドを当てる宮崎だが、特に決定打の無いままラウンド終了。2R、右のパンチを顔面にヒットさせながら宮崎が組み付く。そのままコーナーに押し込むが、吉村が体を入れ替えてスタンドの状態でバックへ回り込む。そのままテイクダウンからマウントへ。しかし宮崎は上下を入れ替えてインサイドガードへ、その後ブレイク。再開後、宮崎のタックルに吉村が膝を合わせるが、宮崎は勢いのまま組み付いてロープまで一気に押し込む。が、勢いが付き過ぎていたのか、そのまま両者ともロープの間から転落。吉村はすぐにリングに上がってきたが、宮崎がなかなか戻ってこない……と思っていたら、リングドクターの動きが妙にあわただしい。ドクターが総出で宮崎に群がっている。激しくドクターストップの予感がする。案の定、リングから転落した際に右肩脱臼とのアナウンスが。それまでの判定を集計した結果、ドロー。何だか肩の脱臼の多い日だ。
第五試合 ミドル級 5分2R
佐藤光留 ○-× 花澤大介13
2R 2分1秒 アンクルホールド
最近ヘビー級の試合ばかりだったので、何だか佐藤のミドル級での試合を見るのが新鮮な感じがする。対する花澤のコールで三度乱れ飛ぶ紙テープ。コブラ会は声援が凄いな。佐藤の応援に来ている自分は肩身が狭い。試合は1R、花澤がテイクダウンからトップを取るが、佐藤が隙を見てスタンドに戻ろうと立ち上がる。しかし花澤は逃さず再びテイクダウン。グラウンドでバックを取るが、佐藤が倒れる時に体勢を変え、上半身と下半身の位置が佐藤と花澤で逆になる。佐藤は顔の近くにある花澤の足を取り、アンクルを執拗に狙いに行くが、凌がれてしまう。花澤はその後、サイドから肩固めを狙うが不発、佐藤も下からオモプラッタで逆襲に出るが、戻した花澤がインサイドガードからパウンドを落としているところで終了。2Rも開始から1Rと同じような展開になり、佐藤が足関節を取りに行く。が、展開が同じだったのはここまで。佐藤がこのアンクルをきっちりと極め、一本勝ち。
セミファイナル ウェルター級 5分3R
北岡悟 ○-× 田中達憲
2R 53秒 フロントチョーク
1R、田中のタックルを北岡が切り、田中が引き込むような形で北岡がトップを取る。田中は足を上げて三角を狙う姿勢を見せ、そこに北岡はインサイドガードからパウンドを落として攻めようとするが、田中は下からパウンドを返し、また北岡の腕を取って思うように攻めさせない。しばらく腕の取り合いをしていたが、北岡の右手を取ろうとしていた田中が一瞬にして左手に狙いを変え腕十字へ。北岡はそれを防いで、スタンドへ戻る。その後、北岡が田中のタックルを切り上になるが、大きな動きは無くラウンド終了。2R、打撃戦から田中がタックル、またもや北岡を引き込む。ここで田中は北岡の下に潜ってスイープしようとするが、北岡はそのまま回転してスイープを許さず座りの体勢へ。ここで既に田中の首を捕らえていた北岡、そのまま絞め上げて一本勝ち。
メインイベント フェザー級 5分3R
DJ.taiki ○-× 前田吉朗
2R 35秒 TKO
打撃戦を仕掛けるDJに対し、前田はパンチを掻い潜って組み付き、足を掛けてテイクダウン。DJは前田の腕を巻いて防御、パウンドを打たせないようにするが、前田はDJを持ち上げてはマットに叩きつけて自分のコーナーへと運ぶ。そして距離を作りパウンド。ブレイク後、前田が不用意に出たところへDJの右がクリーンヒット。効いた様子の前田をDJが続けて打撃で押す。前田は打撃戦を嫌い組み付いてテイクダウンを奪うが、すぐにDJに返されトップを維持できない。そしてスタンドに戻った直後、またしてもDJのパンチが前田の顔面を捕らえ、前田がぐらつく。会場から悲鳴にも似た喚声が上がる。前田は苦し紛れにタックルに行くが、DJはそれを切る。そして脇を抱える形でバックに回り、前田の顔面に鉄槌を連打。一方的に前田が殴られ続けるという衝撃の光景。前田がKOされるか、と思いきやここでゴングに救われる形に。前田のダメージは回復していないだろうと思いながら、2R開始。完全に主導権を握ったDJ、前に出て圧力を掛けながらパンチを繰り出す。前田は下がりながらも応戦するが、DJは当て勘が良いのか、パンチが前田の顔面に何発も入る。DJの回転の早いフックの連打は、まさしくシュートボクセのスタイルだ。そして何発目かのクリーンヒットで、前田の腰がガクッと落ちる。ダウン寸前でギリギリ踏み止まったが、ここでレフリーが試合を止めた。前田はストップに不満をあらわにしてアピールしたが、あれだけ打撃をもらえばストップも仕方の無いところか。自分はレフリーの判断は間違っていないと思う。前田が負けたのは実に残念だ。せっかく前田を見に来たのだが…。しかしDJも素晴らしいファイトを見せてくれた。大沢に勝ったのはフロックでは無かったということだ。新たな強豪選手の出現は、格闘技ファンとしては素直に歓迎したい。
前にいた人で見えにくい時が少なからずありましたので、正確さに欠けるかもしれませんが、どうかご容赦下さい。
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by moonemblem
| 2006-03-20 01:04
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