2006年 02月 11日
友人の復活祝いに行ってきた
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友人のメタルヒーロー氏が去年、椎間板ヘルニアになった。元々腰が悪く、以前にも一度痛めていたらしいが、今回は入院して手術するとの事だったので、心配して見ていた。去年の内に手術を行い、リハビリなどを行ってから無事退院。退院後もしばらくは自宅療養とリハビリ漬けの日々を過ごしていたのだが、状態も良くなり、先日復活を果たした。やはり自宅療養中はかなり暇だったらしいので、自由に遊び回れるようになったところで、友人を集めて復活祝いの企画を提案。焼肉でも食いながら皆で酒でも飲んで騒ごうと言うと、早速みんな乗ってきた。……のは良いのだが、何故俺の知らないところで、行先がメイド喫茶に勝手に変更されているのか。
メタルヒーロー氏は大のメイド好きで、メイド喫茶の常連客だということは知っていたのだが、何もこんな時までメイド喫茶に行かなくても良いだろうが。それで一緒に行く何人かに聞いて見たところ、メタルヒーロー氏の希望という事と、他の誰も行ったことが無いので体験してみたい、とのこと。まあ主賓の希望は聞くべきではあるし、他の友人も行きたいのなら、特に反対する理由は無い。しかし行先がメイド喫茶だけでは復活祝いとしては物足りないので、まず当初の予定通り焼肉でも食って、それから河岸を変えるのはどうかと提案したところ、あっさり却下。なぜか。メタルヒーロー氏いわく「焼肉くさい状態で行ったら、メイドにきらわれるから嫌だ」。なぜ喫茶店に入る客が、店の従業員に対してそこまで気を遣わねばならないのか、とも思ったが結局は承諾する。以上のような経緯で、自分も初めてメイド喫茶とやらを体験してきた。
当日、メタルヒーロー氏に率いられて入ったのが上の画像、e-maidという店。画像の左側に映っている人物のことは気にしないように。入ったのは午後1時過ぎ、昼食時という時間帯のせいか、店内はほぼ満席。こういった店が流行っているとは聞いていたが、かなり繁盛しているようだ。全員まだ昼食を取っていなかったので、ここで日替わりランチを注文しようかと思うが、メニューに限定20食と書いてある。もう売り切れたのでは、と思いきや「まだ有ります」とメイドの返事。昼食時でこんなに客が入っているのに売れ残っているのは何故か、とメタルヒーロー氏に聞いたところ、予想もしていなかった返事が返ってくる。「あまり金を使わずに居座ろうとしているんだと思う」要するに入っている客層があまり良くないという事か。周囲を見回して見ると、確かにこの時間帯にも係わらず、昼飯を取っている客がほとんどいない。店内の会話に耳を澄ますと、聞こえてくるのはアニメの話題ばかり。急に店内を意識して気が付いたのだが、自分達だけ浮いているのは気のせいだろうか。
とりあえず出てきたランチを食べるが、内容はそれなりに良かった。その後で飲んだ紅茶も悪くなかったし、単純に食事のために入る店として考えても十分合格ではなかろうか。要望を言うなら、客席の配置に余裕が無いため、座っていて狭苦しい。だが従業員の接客態度や内装もしっかりしており、喫茶店としての基本的な部分はきっちり押さえてある。「メイド喫茶」という事で、何だか色物じみたイメージを持っていたのだが、色眼鏡で見ていた自分を反省する。食事の後に散々雑談をしたところで、もうそろそろ出ようか、との意見が出てくる。時計を見ると店に入ってからかなり時間が経っており、やはり長時間居座るにも限度がある。ここでメタルヒーロー氏は当たり前のような顔をしてこう言った。「じゃあ、次の店に行こう」。
案内されて入ったのはMAID IN CAFEという店。ビルの地下1階にあり、入った時は比較的空いていた。落ち着いた感じの内装と、先程の店と違い余裕を持った客席配置で、ゆっくりとくつろげる雰囲気。メタルヒーロー氏の解説によると「値段がリーズナブルで入りやすい」とのこと。確かにその通りだったが、当然味も値段なりだった。この店にはカウンター席があったのだが、そこに座っている客がメイドにずっと話しかけている。メイドは何となく迷惑そうな感じで、確かにオタクの話し相手を延々とするのは疲れることとは思うが、これも仕事だから頑張れ、と心の中で声援を送る。ここにいる間の友人との会話は、お互いの職場の愚痴を言い合うという非生産的な内容に終始する。店を出た後、メタルヒーロー氏は当然のごとく3件目へ。
長時間居ていい加減疲れてきたし、おまけに日もすっかり傾いて寒い。だが、やる気満々のメタルヒーロー氏を置いて帰るわけにもいかないので、皆ぞろぞろと後に続く。3件目への移動途中、友人の一人から「早くメイドに身も心も暖めて欲しい」と発言が出る。今の台詞を言った奴、俺の横を歩くな。3件目の店はCafe Dollというメタルヒーロー氏行きつけの店。注文を取りに来たメイドはすっかり顔馴染みの様子だったが、我々を見て「もしかして仲間なんですか」と聞いてくる。お友達ですか、なら分かる。仲間とは一体どういう意味だ。俺達はRPGの勇者様御一行か。注文を言った後、「ご注文は以上ですか」と聞いてくるメイドに勇者様……では無く、メタルヒーロー氏はこう言った。「キミの笑顔」。俺、帰って良いか?しかしメイドも手馴れたもので、きっちりと営業スマイルを返す。
注文が届いた後に店内を見回して気付く。なぜ前に入った店で見た客が3組もいるのか。この手の商売は最近流行っているらしいが、もしかして固定された客層がぐるぐると複数の店の間を回っているだけなのではないのか。実際に自分達がこの日にとった行動も、まさしくその通りだ。もしそうだとすると、流行っているとは言っても、意外と市場は狭いのではないだろうか。いずれにせよメイド喫茶を3件もハシゴして、合計6時間も居座るのは、明らかにやりすぎだ。
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メタルヒーロー氏は大のメイド好きで、メイド喫茶の常連客だということは知っていたのだが、何もこんな時までメイド喫茶に行かなくても良いだろうが。それで一緒に行く何人かに聞いて見たところ、メタルヒーロー氏の希望という事と、他の誰も行ったことが無いので体験してみたい、とのこと。まあ主賓の希望は聞くべきではあるし、他の友人も行きたいのなら、特に反対する理由は無い。しかし行先がメイド喫茶だけでは復活祝いとしては物足りないので、まず当初の予定通り焼肉でも食って、それから河岸を変えるのはどうかと提案したところ、あっさり却下。なぜか。メタルヒーロー氏いわく「焼肉くさい状態で行ったら、メイドにきらわれるから嫌だ」。なぜ喫茶店に入る客が、店の従業員に対してそこまで気を遣わねばならないのか、とも思ったが結局は承諾する。以上のような経緯で、自分も初めてメイド喫茶とやらを体験してきた。
とりあえず出てきたランチを食べるが、内容はそれなりに良かった。その後で飲んだ紅茶も悪くなかったし、単純に食事のために入る店として考えても十分合格ではなかろうか。要望を言うなら、客席の配置に余裕が無いため、座っていて狭苦しい。だが従業員の接客態度や内装もしっかりしており、喫茶店としての基本的な部分はきっちり押さえてある。「メイド喫茶」という事で、何だか色物じみたイメージを持っていたのだが、色眼鏡で見ていた自分を反省する。食事の後に散々雑談をしたところで、もうそろそろ出ようか、との意見が出てくる。時計を見ると店に入ってからかなり時間が経っており、やはり長時間居座るにも限度がある。ここでメタルヒーロー氏は当たり前のような顔をしてこう言った。「じゃあ、次の店に行こう」。
案内されて入ったのはMAID IN CAFEという店。ビルの地下1階にあり、入った時は比較的空いていた。落ち着いた感じの内装と、先程の店と違い余裕を持った客席配置で、ゆっくりとくつろげる雰囲気。メタルヒーロー氏の解説によると「値段がリーズナブルで入りやすい」とのこと。確かにその通りだったが、当然味も値段なりだった。この店にはカウンター席があったのだが、そこに座っている客がメイドにずっと話しかけている。メイドは何となく迷惑そうな感じで、確かにオタクの話し相手を延々とするのは疲れることとは思うが、これも仕事だから頑張れ、と心の中で声援を送る。ここにいる間の友人との会話は、お互いの職場の愚痴を言い合うという非生産的な内容に終始する。店を出た後、メタルヒーロー氏は当然のごとく3件目へ。
長時間居ていい加減疲れてきたし、おまけに日もすっかり傾いて寒い。だが、やる気満々のメタルヒーロー氏を置いて帰るわけにもいかないので、皆ぞろぞろと後に続く。3件目への移動途中、友人の一人から「早くメイドに身も心も暖めて欲しい」と発言が出る。今の台詞を言った奴、俺の横を歩くな。3件目の店はCafe Dollというメタルヒーロー氏行きつけの店。注文を取りに来たメイドはすっかり顔馴染みの様子だったが、我々を見て「もしかして仲間なんですか」と聞いてくる。お友達ですか、なら分かる。仲間とは一体どういう意味だ。俺達はRPGの勇者様御一行か。注文を言った後、「ご注文は以上ですか」と聞いてくるメイドに勇者様……では無く、メタルヒーロー氏はこう言った。「キミの笑顔」。俺、帰って良いか?しかしメイドも手馴れたもので、きっちりと営業スマイルを返す。
注文が届いた後に店内を見回して気付く。なぜ前に入った店で見た客が3組もいるのか。この手の商売は最近流行っているらしいが、もしかして固定された客層がぐるぐると複数の店の間を回っているだけなのではないのか。実際に自分達がこの日にとった行動も、まさしくその通りだ。もしそうだとすると、流行っているとは言っても、意外と市場は狭いのではないだろうか。いずれにせよメイド喫茶を3件もハシゴして、合計6時間も居座るのは、明らかにやりすぎだ。
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by moonemblem
| 2006-02-11 12:38
| 雑記