2006年 08月 24日
PRIDE武士道-其の十二- 試合予想(中)
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武士道挑戦試合
池本 誠知 ○-× 中村 大介
中村は積極的にグラウンドで一本勝ちを狙ってくるが、次々とサブミッションを繰り出す戦いは、見ていても動きがあって面白いので、アグレッシブな試合を期待している。対戦相手の池本には、グラウンドになるとやや不利か。ただ中村は一本にこだわる為、ポジショニングの優先度は低い。相手に簡単にポジションを許す、あるいは自分の有利なポジションにこだわらない点が、池本には付け込む隙となる。スタンドでは池本はリーチの長さを生かし有利に立つと見るが、池本は打撃の破壊力が強い選手ではないし、ボクシングのレベルはそれほど高くない。そのため中村としてはリーチのある蹴りを警戒し、距離を詰めれば主導権を握る事が出来るのではないかと思う。ただし接近した際には、池本が先日の試合で松下をTKOに追い込んだ膝には注意する必要が有る。逆に池本は距離を取ってペースを掴み、組み合った状態ではテイクダウンに耐えつつ試合を運びたい。
武士道挑戦試合
阿部 裕幸 ○-× 松下 直揮
両選手とも打撃は出来るが、グラウンドとなると阿部が有利と見る。松下は柔道をバックボーンとして持つが、試合を見るとグラウンドでは攻め手に欠ける印象があり、戦績から見てもやはりストライカーと言える。それに対し阿部はグラウンドでの引き出しが多く、サブミッションで一本勝ちを狙えるのが強み。逆に一本負けも多いのだが、松下が相手ならばグラウンドでは優位に立てるだろう。スタンドでの打撃は、阿部は打たれ強さを持つもののガードが甘いので、ここは長岡弘樹からKOを奪った松下を評価したい。しかし松下は7月30日のリアルリズムでカットによるTKO負けを喫しており、怪我の影響が心配される。この試合から武士道までは約1ヶ月の期間しか存在しないが、果たして満足に準備ができているか。MB3zのブログによると今月9日に傷口から抜糸を行ったらしく、そこからの短い準備期間を考えると、これは松下にとっては懸念材料と言える。
第一試合
ジェフ・カラン ○-× 日沖 発
この試合で注目したいのが、カランと日沖のグラウンド技術。カランは数多くの一本勝ちを記録し、現在のところ9連勝中と戦績も良いので、かなり期待している。対する日沖はトータルファイターなので、カランのグラウンド技術を警戒して打撃戦で来るかと思うのだが、本来は日沖も強い極めの力を特徴とする柔術ベースの選手。そこで個人的な希望としては、日沖にグラウンドでの勝負を挑んで貰いたい。カランの持つ経験と実績を考えると日沖に不利かと思うが、見応えの有るグラウンド戦になると思う。あるいは打投極の全てで戦える日沖の事だ、流れの中で自らグラウンドに持ち込む可能性も有る。また日沖がスタンドでの勝負に出たとしても、カランはクレイジーホースをリフトアップするパワーを持っており、テイクダウン能力は高いのではないかと予想している。もしそうだとするならば、グラウンドでの戦いはいずれにせよ避けられないだろう。
第二試合
青木 真也 ○-× ジェイソン・ブラック
自分が一番楽しみにしている試合。青木もブラックも共にグラウンドが得意な選手であるだけに、グラウンドでの展開になるはず。特に青木は対戦相手がグラウンドに秀でる選手であったとしても、必ずグラップリングの勝負を仕掛ける。それだけ寝技に自身を持っているという事であり、今回の試合も青木の技術を堪能できるだろう。対するブラックは、前回のオ・ウォンジン戦で途中から失速していたが、あれはウォンジンの強力で渾身のチョークを切られた結果であると思っている。だがこの時の試合内容のために、ブラックはスタミナ面で難がある可能性が指摘されている。この事も含め、ウォンジン戦は実力的に差の有る試合だったので、今回の青木戦で本当の実力が推し量れると思う。試合だが、共に高い技術力を持つが、青木が展開の多様さでブラックを圧倒すると見た。ブラックのチョークとパウンドに気を付ければ、青木ならば不覚を取る事は無いだろう。格闘家として生きる事を選択した青木の復帰戦、ここで我々にその覚悟を見せて欲しい。
第三試合
ギルバート・メレンデス ○-× 帯谷 信弘
これは噛み合った良い試合になりそうだ。両者とも打撃を中心とした選手なので、スタンドでの打撃が中心となるかと思う。また、共にグラウンドではパウンドを武器としている事も共通している。帯谷は最近、スタンドでも力を付けて来てはいるが、自分としてはメレンデスがまだ一枚か二枚ほど上なのではないかと思う。メレンデスは強力な膝を持っており、この膝は帯谷にとっては警戒するべき要素。試合の勝敗の鍵になると思っているのがテイクダウン。帯谷は腰が重くレスリングに優れるが、パワーの有るメレンデスを相手にすれば厳しいか。両選手共にグラウンドでは上からパウンドを落とす戦術を得意とするが、帯谷に関して言えば下からの展開が得意なタイプでは無く、グラウンドでの選択肢が限られる。メレンデスの方がグラウンドでの対応力があるため、ポジショニングでは優位に立つはず。いずれにせよ、帯谷には厳しい戦いとなると思う。
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池本 誠知 ○-× 中村 大介
中村は積極的にグラウンドで一本勝ちを狙ってくるが、次々とサブミッションを繰り出す戦いは、見ていても動きがあって面白いので、アグレッシブな試合を期待している。対戦相手の池本には、グラウンドになるとやや不利か。ただ中村は一本にこだわる為、ポジショニングの優先度は低い。相手に簡単にポジションを許す、あるいは自分の有利なポジションにこだわらない点が、池本には付け込む隙となる。スタンドでは池本はリーチの長さを生かし有利に立つと見るが、池本は打撃の破壊力が強い選手ではないし、ボクシングのレベルはそれほど高くない。そのため中村としてはリーチのある蹴りを警戒し、距離を詰めれば主導権を握る事が出来るのではないかと思う。ただし接近した際には、池本が先日の試合で松下をTKOに追い込んだ膝には注意する必要が有る。逆に池本は距離を取ってペースを掴み、組み合った状態ではテイクダウンに耐えつつ試合を運びたい。
武士道挑戦試合
阿部 裕幸 ○-× 松下 直揮
両選手とも打撃は出来るが、グラウンドとなると阿部が有利と見る。松下は柔道をバックボーンとして持つが、試合を見るとグラウンドでは攻め手に欠ける印象があり、戦績から見てもやはりストライカーと言える。それに対し阿部はグラウンドでの引き出しが多く、サブミッションで一本勝ちを狙えるのが強み。逆に一本負けも多いのだが、松下が相手ならばグラウンドでは優位に立てるだろう。スタンドでの打撃は、阿部は打たれ強さを持つもののガードが甘いので、ここは長岡弘樹からKOを奪った松下を評価したい。しかし松下は7月30日のリアルリズムでカットによるTKO負けを喫しており、怪我の影響が心配される。この試合から武士道までは約1ヶ月の期間しか存在しないが、果たして満足に準備ができているか。MB3zのブログによると今月9日に傷口から抜糸を行ったらしく、そこからの短い準備期間を考えると、これは松下にとっては懸念材料と言える。
第一試合
ジェフ・カラン ○-× 日沖 発
この試合で注目したいのが、カランと日沖のグラウンド技術。カランは数多くの一本勝ちを記録し、現在のところ9連勝中と戦績も良いので、かなり期待している。対する日沖はトータルファイターなので、カランのグラウンド技術を警戒して打撃戦で来るかと思うのだが、本来は日沖も強い極めの力を特徴とする柔術ベースの選手。そこで個人的な希望としては、日沖にグラウンドでの勝負を挑んで貰いたい。カランの持つ経験と実績を考えると日沖に不利かと思うが、見応えの有るグラウンド戦になると思う。あるいは打投極の全てで戦える日沖の事だ、流れの中で自らグラウンドに持ち込む可能性も有る。また日沖がスタンドでの勝負に出たとしても、カランはクレイジーホースをリフトアップするパワーを持っており、テイクダウン能力は高いのではないかと予想している。もしそうだとするならば、グラウンドでの戦いはいずれにせよ避けられないだろう。
第二試合
青木 真也 ○-× ジェイソン・ブラック
自分が一番楽しみにしている試合。青木もブラックも共にグラウンドが得意な選手であるだけに、グラウンドでの展開になるはず。特に青木は対戦相手がグラウンドに秀でる選手であったとしても、必ずグラップリングの勝負を仕掛ける。それだけ寝技に自身を持っているという事であり、今回の試合も青木の技術を堪能できるだろう。対するブラックは、前回のオ・ウォンジン戦で途中から失速していたが、あれはウォンジンの強力で渾身のチョークを切られた結果であると思っている。だがこの時の試合内容のために、ブラックはスタミナ面で難がある可能性が指摘されている。この事も含め、ウォンジン戦は実力的に差の有る試合だったので、今回の青木戦で本当の実力が推し量れると思う。試合だが、共に高い技術力を持つが、青木が展開の多様さでブラックを圧倒すると見た。ブラックのチョークとパウンドに気を付ければ、青木ならば不覚を取る事は無いだろう。格闘家として生きる事を選択した青木の復帰戦、ここで我々にその覚悟を見せて欲しい。
第三試合
ギルバート・メレンデス ○-× 帯谷 信弘
これは噛み合った良い試合になりそうだ。両者とも打撃を中心とした選手なので、スタンドでの打撃が中心となるかと思う。また、共にグラウンドではパウンドを武器としている事も共通している。帯谷は最近、スタンドでも力を付けて来てはいるが、自分としてはメレンデスがまだ一枚か二枚ほど上なのではないかと思う。メレンデスは強力な膝を持っており、この膝は帯谷にとっては警戒するべき要素。試合の勝敗の鍵になると思っているのがテイクダウン。帯谷は腰が重くレスリングに優れるが、パワーの有るメレンデスを相手にすれば厳しいか。両選手共にグラウンドでは上からパウンドを落とす戦術を得意とするが、帯谷に関して言えば下からの展開が得意なタイプでは無く、グラウンドでの選択肢が限られる。メレンデスの方がグラウンドでの対応力があるため、ポジショニングでは優位に立つはず。いずれにせよ、帯谷には厳しい戦いとなると思う。
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by moonemblem
| 2006-08-24 22:50
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