2007年 11月 25日
長い長い眠りの後の、ひとときの目覚め
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本当に長かった、待ちくたびれた。ニュースを聞いた時、私が最初に思ったのはこうだった。最後のPRIDE興行であるPRIDE.34が開催されたのが4月8日。先日の記者会見での発表まで約7ヶ月半の間が空いた事になる。だが待っていた人間の実感とすれば、もっと長い時間が経過したように感じる。それはそうだ、ただ漫然と待っているのと、片時も忘れずに待ち焦がれるのでは、時間の経過に対する感じ方に違いが出るのは当然だ。そしてようやく、多くのファンが待ち望んでいた「PRIDE最後の大会」が、遂に実現する。
PRIDEが事実上消滅した後、その興味の対象を失っていたファンは多い。自分は格闘技ではなくPRIDEが好きなんだ、そう口にする人は至る所で目に付く。ネット上は勿論、私の周囲にも何人もいる。時に彼らは「難民」と呼び称され、PRIDE消滅後の格闘技に今までと同じような情熱を持てずにいる。しかし今回の発表で、彷徨っていたファンたちは自らの興味の在り処を見付ける事が出来るだろう。一時的なものにせよ。
上で私は「PRIDE最後の大会」と書いたが、「やれんのか!」は決してPRIDEでは無く、完全に別個の存在である。PRIDEがアメリカ資本に買収され、権利関係を押さえられている現在、PRIDEの名を冠するイベントの開催は不可能だ。だが「やれんのか!」は選手、スタッフ、会場、あらゆる要素がPRIDEそのままだ。そしてPRIDE武士道・其の十三のオープニングにおいて、立木文彦が連呼した言葉「やれんのか!」。ファンならばPRIDEを連想するこの言葉を、主催者は大会名に採用している。また記者会見の席上で佐伯氏は「ケジメをつけるという大会」と発言している。決してPRIDEの名前は口にしては居ないが、何を意図しての発言であるかは明らかであり、主催者がこの大会をPRIDEの延長線上の存在と位置付けている姿勢が見て取れる。だから私は「やれんのか!」を、敢えて「PRIDE最後の大会」と呼びたい。
今回の開催は旧PRIDEスタッフの方々が、ファンのPRIDE再開の要望を汲み取ってくれた結果であると思う。またスタッフの方々自身も、不本意な結末を迎えたPRIDEに対し、一つの決着を付けなければならないとの使命感を持っていたのだとも思う。今回の開催に漕ぎ着けるにあたり、スタッフや関係者の方々には並々ならぬ苦労があったであろう事は、想像するに難くない。この大会を開催し我々ファンにもう一度夢を見せてくれるスタッフと関係者の方々に、この場を借りて感謝の言葉を捧げたい。
それから最後に、私の個人的な話になるが、現在私が勤めている会社が非常に忙しい状態であり、まだ大晦日の休暇の見通しが立っていない。だがもう、そんな事は言っていられない。こうなったら、全力を尽くして休暇を確保する必要がある。それともう一つ、今現在チケットの先行予約が受け付けられているが、観戦に行く予定の方は、もう予約されただろうか。私の分のチケットは……そんな事、わざわざ書くまでも無いだろう。
PRIDEが事実上消滅した後、その興味の対象を失っていたファンは多い。自分は格闘技ではなくPRIDEが好きなんだ、そう口にする人は至る所で目に付く。ネット上は勿論、私の周囲にも何人もいる。時に彼らは「難民」と呼び称され、PRIDE消滅後の格闘技に今までと同じような情熱を持てずにいる。しかし今回の発表で、彷徨っていたファンたちは自らの興味の在り処を見付ける事が出来るだろう。一時的なものにせよ。
上で私は「PRIDE最後の大会」と書いたが、「やれんのか!」は決してPRIDEでは無く、完全に別個の存在である。PRIDEがアメリカ資本に買収され、権利関係を押さえられている現在、PRIDEの名を冠するイベントの開催は不可能だ。だが「やれんのか!」は選手、スタッフ、会場、あらゆる要素がPRIDEそのままだ。そしてPRIDE武士道・其の十三のオープニングにおいて、立木文彦が連呼した言葉「やれんのか!」。ファンならばPRIDEを連想するこの言葉を、主催者は大会名に採用している。また記者会見の席上で佐伯氏は「ケジメをつけるという大会」と発言している。決してPRIDEの名前は口にしては居ないが、何を意図しての発言であるかは明らかであり、主催者がこの大会をPRIDEの延長線上の存在と位置付けている姿勢が見て取れる。だから私は「やれんのか!」を、敢えて「PRIDE最後の大会」と呼びたい。
今回の開催は旧PRIDEスタッフの方々が、ファンのPRIDE再開の要望を汲み取ってくれた結果であると思う。またスタッフの方々自身も、不本意な結末を迎えたPRIDEに対し、一つの決着を付けなければならないとの使命感を持っていたのだとも思う。今回の開催に漕ぎ着けるにあたり、スタッフや関係者の方々には並々ならぬ苦労があったであろう事は、想像するに難くない。この大会を開催し我々ファンにもう一度夢を見せてくれるスタッフと関係者の方々に、この場を借りて感謝の言葉を捧げたい。
それから最後に、私の個人的な話になるが、現在私が勤めている会社が非常に忙しい状態であり、まだ大晦日の休暇の見通しが立っていない。だがもう、そんな事は言っていられない。こうなったら、全力を尽くして休暇を確保する必要がある。それともう一つ、今現在チケットの先行予約が受け付けられているが、観戦に行く予定の方は、もう予約されただろうか。私の分のチケットは……そんな事、わざわざ書くまでも無いだろう。
by moonemblem
| 2007-11-25 14:00
| PRIDE